外国人労働力を活用する基本
外国人労働力を活用する基本は、彼等が日本の企業を自分の企業であると思って頑張ってもらえるような条件を準備することである。それは外国人に限らず、誰にでもどこの国でも共通する当然の基本である。誰でもそれが「自分の会社」だと思えなければ、打込んで仕事をする気にはなれないからだ。日本の会社は、世界各地で仕事をしていても、各地の人々の目から見るとやはり「日本人の会社」だという印象が強い。現地の人々や日本国内で働く外国人にとって「日本人の会社」はなかなか内部に入り込めず、「自分の会社」とは思い難い見えざる壁があるように映る。
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これは大変不幸な障碍であり、これを打破して日本の会社がそこで働く世界中の人々にとって「自分の会社」と思われるように改革する必要がある。そのためにはまず第一に、会社が何をめざして仕事をしているのか、その目標を明示し皆にそれを理解し、共有してもらうことが必要である。第二に、会社の中での意志決定をできる限り透明で、組織内の人々に見えるようにすることである。情報の明示化と開示はその大前提である。第三に、ルールを明確化し、明示することである。組織の運営や意志決定に関するルールを定め、人々がそれに依拠して自由に発言できるようにすることである。日本の会社には日本の会社なりの長所や特徴は多い、生産技術やチームワークなど長い時間をかけて培ってきたすぐれた要素は少くない。それは大いに大切にし、その意味を明らかにして皆で学び維持し、発展させてゆくべきである。しかし、世界の人材を活用するには、少くとも右記の三点についての自己改革は急務であるように思われる。
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